切開、埋没の必要・不必要

「腫れない」という観点で記事を書くと
やはり埋没法のはなしが多くなるのは事実です。


埋没法の場合、工夫次第ではかなり腫れを減らせる、というのは常々書いている通り..


ただ、ラインによっては避けて通れない場合もあるのが
”切開”という手法です。


切開法、というと通常 二重のラインを形成するためであり
埋没法では戻ってしまいやすいであろうラインを、持続するものとするために用います。
これは「全切開法」などといわれるものです。


これとは違って
平行型のラインを目指す場合に用いるのは「目頭切開法」。
こちらはラインの流れ方を変える、というか。
二重まぶたのラインの鼻側の部分がくっついているライン(末広型)→末広型の説明&写真のブログこちらから
離れているライン(平行型)→平行型の説明&写真のブログこちらから

目にも寄るのですが、目頭切開法を伴わなければ平行になりにくいタイプの人もいるし
埋没法だけで簡単に平行型を生み出せる方もいます。
ここはやはり診察、ですね。

目頭切開はあまり腫れません。
ただ、縫わなくてはいけないので抜糸するまでは糸が見える。
内出血が多少出る人もいます。
5日くらいで抜糸するので、その後は化粧で隠して様子を見ていく、という感じです。

目頭切開と埋没法を同時に行う場合はやや腫れは増えますが
少しの間でかなり落ち着くことでしょう。



これに比較すると
「全切開法」はやはり腫れます。
個人差が結構大きいな、というのがあります。
工夫して切開する長さを短くしたりする場合もありますが
ある程度以上の長さは必要。
内出血、腫れは結構見込んでおいたほうがよいです。
ただ、縫う糸はライン上になるので
目を開いている場合はぱっとは見えないです。



切開をするかどうか、というのはよく考える必要があります。
ラインをどうするか、の部分がしっかり決まっていけばさほど問題はないと思いますが
カウンセリングで話あっていくこと、共に考えることは重要です。

埋没法だけで行う人が一番多いのは事実です。
目頭切開を組み合わせたり、全切開を行うことも必要な場合がある。


不必要な手術をうけることは
金銭的なレベルで無駄だったり
思ってもみない結果に繋がったり。
けれども必要なことをやらないことも
違った結果に繋がる。


カウンセリングをきっちり行って
どんな道を歩むべきか?を描いていきましょう。




PS
拍手コメントへの返事です。

>青木さん
力になれたのであれば、本当に幸いです。
ご丁寧にありがとうございます!


>☆さん
今後 ホームページでアップしていくことになりますので
お待ちくださいね。


>ぽむさん
落ち着いていくものと思います。
一度メールいただければ細かく教えられますので
メールお出しください。









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シミュレートに使う機材 松井専用型

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初めての方はこちらをクリックして読んでみて下さい





機材の話のまたまた続き

カウンセリング時にシミュレートをする、というのは前に書いたとおり。
そこにも記したようにシミュレートは非常に大事です。


手術後どんなラインが生み出されるのか、を見るのが主の目的です。


そして
埋没法ではどんなラインが可能なのか?はたまた不可能なのか?
をシミュレートを通して診断していきます。



通常時のシミュレートの方法は
ブジーといわれる細い棒を使用します。



目を閉じてもらい
そこに棒状の機材をあてて
そのまま目を開いてもらい、二重を作る。


ヘアピン等でこういうことをやる人もいるし
いわばメザイクのときなんかともおなじような原理ではあります。
そして二重のラインを作ってみて
いろいろと確かめていきます。



そのとき用いるブジーという針金みたいな細い機材。
僕は既成のブジーがあまり好きではなくて
今までは既成のものの持つ部分だけを使用し、後は自分で作っていました。
ちょいとした工夫で作っており
何年か前には更に形状を変えて作り直しつい先日まで使用しておりました。



新しいクリニックになるにあたって
このシミュレートに使用する機材をどうしようか?
(自分で作成した部分があっても前のクリニックの備品なので)
と思っていたら...
なんと辞める、ということで退職祝いとして
贈ってもらってしまいました!


先端部分は今まで僕が使っていたものを元にして作られており
僕がつくったものよりかなり綺麗にできています。
そして持つ部分には
「Dr.MATSUI」のネーム入りです!こんなことができるとはびっくり。
すごく良くできている。
写真に撮って載せようかと思ったのですがネームの彫刻が細かくて写りにくい!
携帯カメラじゃだめだ~
CAAWF3QS.jpg
でもアップ
全然わからないですね、すみません!
新クリニックに見にきてください(笑)


作って贈ってくださって本当にありがとうございます!!
今後使用していきます。
これがないとはじまらないよ!



ということで
こういった機材にも
微妙なこだわりがいろいろとちりばめられているわけです。




PS
拍手コメントへの返事です。

>ゆうさん
楽しみにしてくださる、というお言葉
本当にありがたいです。
がんばります!!






糸のはなし

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昨日手術機材の話を書いたので続き。

機材の話はちょっとつまんないかもしれないですが
自己満足的な(笑)



今日は埋没法に使う糸のはなし 



使われる糸にもいろいろあるのですが
僕が使い勝手でこだわっているのは
最初に糸を結んだ後のコントロールがつきやすいもの、という部分です。



僕も書いてるし、いろんなところにも書いてあるのは
「糸をぎゅっと結ぶ」だとか
「糸をゆるく結ぶ」というもの
これは
糸の結び目がほどけないようがっちり結んであるか
ほどけやすいような感じでゆるく結んであるか、の差ではないです。
結び目の弱い強いではない。

どんな埋没法であっても
結び目自体はがっちり強くほどけないように結ぶ、縛ってあります。


埋没法の「元に戻る」だとか
ちょっと前に書いた「狭くなる現象」というのは
まぶたの皮膚の中で糸が微妙に移動するために起こります。



これはぎゅうーっと締め付けるように糸を縛ってあるほうが起こりやすいです。
例えば、スポンジのようなものを糸で縛るとして無理矢理締め付ければ
スポンジにぐいっと食い込みます。
ゼリーみたいにもっと柔らかいものであれば、ゼリーのかたちがくずれて食い込むでしょう。

皮膚の中も硬いわけではないので
無理に強く締め付けて縛ってあれば、だんだんずれてくるのが大きくなってしまう。
ずれると狭くなる、戻る、が起きる。
だから、必要最小限くらいまでのきつさで縛る、という手法があるわけです。



ゆるく結ぶ=ほどけやすくて元にもどりやすい、ではないということです。
あくまで結び目はかたいのでほどけはしない。



むりやりぎゅうぎゅうに縛ると腫れはすごく強くなってしまうし
最小限の縛りをちょっと越えてしまっても、腫れは少しずつではあるけれど増えてしまう。
だから縛るときのコントロールは非常に大事。
ここを細かくうまく行えば腫れも少なく、変な食い込みが出ない、ということを実現できるのです!



この必要最小限での締め付けのきつさで縛ろうとするときのコントロールを
精密にやりやすい糸と非常にやりにくい糸はわかれます。
ぎゅうぎゅうに縛っちゃう場合には全然その差はないのですが....
僕は最初の結び目を作り、そこから調整していくというやり方を取ることが多いのですが
この細かい動作の場合に差が出ます。
しかもかなり差がでる。


ということで
僕は前のクリニックにいたときでも周りの人と違う糸を使っていました。
ちょっと細かいかもしれませんが
こういった部分にもこだわっており
新しいクリニックでもその調整が精密に可能な糸を使用していきます。



たかが糸、と思うかもしれないけれどされど糸。
「腫れない」を目指すための立派なパートナーなのです。









プロフィール

松井彰一郎

Author:松井彰一郎
ドクター松井クリニック院長の松井です。

これまで長くの間、さまざまな患者様の目を手術してきました。

二重まぶたの手術について
こだわりを中心によもやま話を書いていきます。


「どうしたら腫れの少ない二重手術が可能なのか?」
それがメインテーマです。
(文は長いですがお許しを!)


「腫れない二重まぶた手術」を目指して。





質問がある方はお気軽にメッセージをください。



質問は
drmatsui@hotmail.co.jp
までどうぞ。


プライベートブログもあります。
ドクター松井ブログこちらから
こっちは普段の雑談オンリーです。



よろしくおねがいします。

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