埋没法後のくいこみの残った例に対する抜糸

ドクター松井クリニック 院長の松井です。


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最近の記事は施術例のお写真が多いですが、過去記事は腫れ・痛みを減らすためのテクニック解説などのお話しが主です。
興味ある方は是非読んでみて下さい。








今回は過去に行った埋没法の跡が気になるケースに対する抜糸手術の例です。
糸の結び目のぽつっとした跡が残っている、というのではなく
ひきつれているような、凹んでいる部分が残っているケース。


写真だとわかりづらいですが
閉眼
目の真ん中と目頭のちょうど中央くらいです。
実際に目の開閉のときにはやや目立つかなと。
細かく観察してみると、ちょうどその部分には糸の結び目も存在しているのがわかったので
(ちょっとだけぽつっとして見えていました)
その部分から抜糸を計画しました。
抜糸は少しだけ傷をつけて、そこから細いピンセットのような機材をもちいて探しだし、取り出します。


ということで1カ所に2mmほどの切れ目の傷を細いメスで作り
糸取り手術を行いました。
すると・・・
ito.jpg
1つのキズから2本の糸が取れました。
2本の糸の頭がほぼほぼ同じところにあったのです。
1回しか手術はしていないらしいのですが珍しい。
1本は短く、1本は長い。
短い糸のほうで強くひっぱられ、変にくぼみ・ひきつれが出ていたと推測されます。
長期時間が経った糸は色がうすくなってしまっていることが多いのですが
これはもしかしたらもともと色が違う糸なのかも。
詳細はわからないですね。

1回の手術で、同じところに2本の糸の結び目があるのは
もしかしたら手術跡(糸の結び目のポチッとした跡)を減らすために
わざと同じ部分に結び目を持っていくように施術した、ということかもしれません。
ただ、結び目と結び目が近くにあると体積の大きい異物同士が近くに存在してしまうので
かえって結び目の周りに出来る線維が多くできてしまい
ポチが大きくなって目立ってしまったりもあり得ます。
(そんなこんなで発見しやすかったのもありますが)
あまり望ましくないかな、と。


ということで2本の糸を取って、埋没法で幅を少しだけ広げました。
閉眼2
こんな感じで、赤みが多いところが切れ目をいれたところです。
傷はほんの少しだけど二重の線が重なって長さがわかりづらいですね。
赤っぽいところ全部が切った場所ではないです。

切れ目より上の赤い点は埋没法の糸を通した部分です。
わかりやすいところとわかりにくいところがありますが
全体的にラインの高さで点在していますね。
より美しく、自然なラインが出るように
表側にも糸を数カ所以上通るような方法で行っています。
あと、もしかしたら糸の跡が出やすい、ぽちっとなりやすい人なのかもしれない、とも考え
糸の結び目は裏側にまわるような方法で行っています。
裏側といっても目にあたる部分ではなく
しかも埋め込まれるようになっています。
跡の出にくい方法を用いているわけです。


手術跡という観点で見ると
直後でも変にくぼんだり食い込んだりしておらず
切った部分も含め、少しするとわかりにくくなってしまうことでしょう。
あとはメイクで見ていくとよいです。


今回は2本も糸取りできたものの
素直に取り出せたので、内出血もごく微量で
(時間が経って少し出てくることもありますが)
非常にいい感じの施術ができたのではないかと思います。
ちょっと珍しいケースだったのでレポートしました。



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糸取りの傷

糸を取る、という内容について昨日書いたので
さらに掘り下げて。


糸を取る際には
やはり少し傷をつけなくてはいけません。


どのくらいの傷?
というとほとんどのケースで2mm未満かな、というくらいの小さなもの。
どうしても取り出しにくい場合は少し長めになることもあります。
先のとがった感じのメスの刃先でちょんっ、と穴を開けるような感じです。
傷はほとんどの場合でわからなくなります。
しかしながら、やはり傷つける以上、傷がやや残るケースもないとは言えないです。
ただそういうケースでも目立つものにはならないです。


埋没法で糸が目立ってしまっているケースでは、
傷も小さく、残った、とはいえないくらい目立たないものにしかならないので
取ってしまうのはありだと思います。
(あまり気にならなければ、実際他人からはあまりわからないのでそのままにしていてもよいですが)


でも...
「糸を取れるし、ほとんどのケースで傷も問題ない
 だからまず思いつきのラインで手術してみて
 だめだったら取ってやり直してみよう。」
そういった考え方はリスキーだと思います。
最初にしっかりとした考えを持って、ラインをきちんと決めていくことがやっぱり大事。


「絶対」ということは世の中にない。
だから一回一回の手術を真剣に考え、真剣に行っていくことが必要です。
無駄なことだったらしないほうが良いです。
堅苦しい、と思う人もいるかもしれないですが
こういった考え方は大事です。

いいかげんでは失敗します。
神経質になりすぎても失敗します。
だからこそ、患者・医師間が対話していくことが本当に必要なことなのです。



..

ちなみに糸を取るときの傷は
よっぽどのことが無い限り、皮膚を縫う、ということはしません。
それで十分きれいに治ります。








微調整をするさいに糸取りをどうするか

質問・相談は drmatsui@hotmail.co.jp までお送りください。
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先日書いた「狭くなる」話は結構反響が強く、いろいろメールいただきました。
微妙にせまくなったな、という感じの場合には
気にしすぎず、生理的な変化なのかな、というくらいで様子を見ていくのがよいかもしれません。
ただ、微妙に広げるという調整というのも、時によっては非常に有効なケースもあるので
そこは相談していただいて、という風になるでしょう。
どんどん広げるのは厳しいとは思うのですが
こういったことは可能です。


ただ、この”広げる”ときに
前につけていた糸をどうするか。
これはよく聞かれる質問です。

ラインがおかしいとき
変に食い込みがつよくて、目が下がって腫れてしまっているのが気になるとき
などなど
状態がおかしいかなと思うときは糸取りは必須だと思います。
これらのケースでは糸取りのダメージよりも得られるメリットのほうがはるかに強いです。

あとは見た目で糸のある場所が目立っている場合。
これもすぐ取れるのでダメージ少なく取れるケースが多いです。


難しいのは時間が経っている場合。
たとえば5年以上~なんていう場合では、
糸を捜すのが困難なケースが考えられる=取るのが非常に難しい=腫れが多くなってしまうことがある

もし”広げる”ということが目的であれば、糸は取らなくても広げられることが多いので
問題になっていなければ無理に取る必要はないです。


狭くするのは、上記の理由で
診察の上で考えなくてはいけないですが、無理ということもあります。
切開法で広くしすぎてしまったものを狭くするのも難しいように
狭くするのは手間がかかります。

糸をつけて長期たっていなければ、糸取りで元に戻すことは十分可能ではあるので
よく診察して、となっていきます。
(埋没法で広くなりすぎたかな、というケースの直しは大部分大丈夫です!)


あとは
元に戻りかけで薄くなった、などというときは
無理に糸をとらずに補強していくような風にしていくのもひとつの考え方です。

カウンセリングで「どうしていくのがよいのか」を
しっかり話し合っていくのがよいでしょう。




PS
拍手コメントへの返事です。

>なーさん
手術をして1ヶ月くらいは強く圧迫、いじる
というのは避けるのがよいですが
それ以降は神経質になってもしょうがないかな?と思います。





プロフィール

松井彰一郎

Author:松井彰一郎
ドクター松井クリニック院長の松井です。

これまで長くの間、さまざまな患者様の目を手術してきました。

二重まぶたの手術について
こだわりを中心によもやま話を書いていきます。


「どうしたら腫れの少ない二重手術が可能なのか?」
それがメインテーマです。
(文は長いですがお許しを!)


「腫れない二重まぶた手術」を目指して。





質問がある方はお気軽にメッセージをください。



質問は
drmatsui@hotmail.co.jp
までどうぞ。


プライベートブログもあります。
ドクター松井ブログこちらから
こっちは普段の雑談オンリーです。



よろしくおねがいします。

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